アカデミー賞(オスカー)の「美術賞」(Best Production Design)の歴代の受賞作です。
美術賞は、映画に写る背景、セットの装飾、舞台装置、大道具・小道具などの美術面を対象にしています。 背景がCGでも構わないとされます。
「美術監督(プロダクション・デザイナー)」と、
「装飾監督(セット・デコレーター)」に授与されます。
芸術的(アート)な観点から優れた作品が選ばれます。
世界観やデザインが、評価ポイントになります。
1941年から1957年、1960年から1967年までは白黒作品とカラー作品で部門が分かれていました。
また、英語名は「Best Art Direction」だった時期もあります。
以下は、過去の受賞作品と受賞者の一覧です。
ファンタジーや歴史ドラマなどが多く受賞しています。
日本映画からは、黒澤明監督の「乱」「影武者」「七人の侍」が過去にノミネートされています。
2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 1960年代 | 1950年代 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | ページの先頭↑ | トップページ→
年 | 受賞作品 | ノミネート |
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2023 |
「西部戦線異状なし」
![]() |
※2023年の全部門→ |
2022 |
「DUNE/デューン 砂の惑星」
![]() 【作品紹介→】 (美術監督:パトリス・ヴァーメット、装飾監督:Zsuzsanna Sipos) 字幕版(Amazon)→ 吹替版(Amazon)→ |
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2021 |
「Mank(マンク)」
(美術監督:ドナルド・グレアム・バート) ![]() |
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2020 |
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
(バーバラ・リン) 特別映像→ ※1960年代のハリウッドの街を再現しました。 |
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2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 1960年代 | 1950年代 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | ページの先頭↑ | トップページ→
年 | 受賞作品 | ノミネート |
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2019 | 「ブラックパンサー」 (ハンナ・ビーチュラー、ジェイ・ハート) 予告編(Amazon)→ ※アフリカの架空の国・ワカンダの独特のイメージを創り出した「ブラックパンサー」が受賞しました。 CGをふんだんに使用。架空の世界観を完璧につくりだした点が、評価されました。 事前の予想では、イギリス王室の宮廷を再現した「女王陛下のお気に入り」も、有力視されていました。 |
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年 | 作品名 | 受賞者 |
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2018 | シェイプ・オブ・ウォーター | ポール・デナム・オースタベリー、Shane Vieau、eff Melvin |
2018 | シェイプ・オブ・ウォーター | ポール・デナム・オースタベリー |
2017 | ラ・ラ・ランド | デヴィッド・ワスコ、サンディ・レイノルズ=ワスコ |
2016 | マッドマックス 怒りのデス・ロード | コリン・ギブソン、リサ・トンプソン |
2015 | グランド・ブダペスト・ホテル | アダム・ストックハウゼン |
2014 | 華麗なるギャツビー | キャサリン・マーティン |
2013 | リンカーン | リック・カーター |
2012 | ヒューゴの不思議な発明 | ダンテ・フェレッティ |
2011 | アリス・イン・ワンダーランド | ロバート・ストロンバーグ |
2010 | アバター | リック・カーター ロバート・ストロンバーグ |
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年 | 作品名 | 美術監督 |
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2009 | ベンジャミン・バトン 数奇な人生 | ドナルド・グラハム・バート |
2008 | スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 | ダンテ・フェレッティ |
2007 | パンズ・ラビリンス | エウヘニオ・カバイェーロ |
2006 | SAYURI | ジョン・マイヤー |
2005 | アビエイター | ダンテ・フェレッティ |
2004 | ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 | グラント・メイジャー |
2003 | シカゴ | ジョン・マイヤー |
2002 | ムーラン・ルージュ | キャサリン・マーティン |
2001 | グリーン・デスティニー | ティム・イップ |
2000 | スリーピー・ホロウ | リック・ハインリクス |
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年 | 作品名 | 美術監督 |
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1999 | 恋におちたシェイクスピア | マーティン・チャイルズ |
1998 | タイタニック | ピーター・ラモント |
1997 | イングリッシュ・ペイシェント | スチュアート・クレイグ |
1996 | 恋の闇 愛の光 | ユージニオ・ザネッティ |
1995 | 英国万歳! | ケン・アダム |
1994 | シンドラーのリスト | アラン・スタルスキ |
1993 | ハワーズ・エンド | ルチアーナ・アリジ |
1992 | バグジー | デニス・ガスナー |
1991 | ディック・トレイシー | リチャード・シルバート |
1990 | バットマン | アントン・ファースト |
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年 | 作品名 | 美術監督 |
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1989 | 危険な関係 | スチュアート・クレイグ |
1988 | ラストエンペラー | フェルナンド・スカルフィオッティ |
1987 | 眺めのいい部屋 | ジャンニ・クァランタ ブライアン・オークランド=ショウ |
1986 | 愛と哀しみの果て | スティーブン・グリムズ |
1985 | アマデウス | パトリシア・フォン・ブランデンスタイン |
1984 | ファニーとアレクサンデル | アンナ・アスプ |
1983 | ガンジー | スチュアート・クレイグ ロバート・W・レイング |
1982 | レイダース/失われたアーク《聖櫃》 | ノーマン・レイノルズ レスリー・ディリー |
1981 | テス | ピエール・ギュフロワ ジャック・スティーブンス |
1980 | オール・ザット・ジャズ | フィリップ・ローゼンバーグ トニー・ウォルトン |
年 | 作品名 | 美術監督 |
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1979 | 天国から来たチャンピオン | ポール・シルバート エドウィン・オノドヴァン |
1978 | スター・ウォーズ | ジョナサン・バリー ノーマン・レイノルズ レスリー・ディリー |
1977 | 大統領の陰謀 | ジョージ・ジェンキンス |
1976 | バリー・リンドン | ケン・アダム ロイ・ウォーカー |
1975 | ゴッドファーザー PART II | ディーン・タブラリス アンジェロ・グラハム |
1974 | スティング | ヘンリー・バムステッド |
1973 | キャバレー | ロルフ・ツェートバウアー ユルゲン・キャバッハ |
1972 | ニコライとアレクサンドラ | ジョン・ボックス アーネスト・アーチャー ジャック・マックステッド ギル・パロンド |
1971 | パットン大戦車軍団 | ウーリー・マックリアリー ギル・パロンド |
1970 | ハロー・ドーリー! | ジョン・デ・キュア ジャック・マーティン・スミス ハーマン・ブルメンタル |
2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 1960年代 | 1950年代 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | ページの先頭↑ | トップページ→
年 | 作品名 | 美術監督 |
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1969 | オリバー! | ジョン・ボックス テレンス・マーシュ |
1968 | キャメロット | ジョン・トラスコット エドワード・キャリア |
1967 | <モノクロ作品> バージニア・ウルフなんかこわくない |
リチャード・シルバート |
<カラー作品> ミクロの決死圏 |
ジャック・マーティン・スミス デール・ヘネシー |
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1966 | <モノクロ作品> 愚か者の船 |
ロバート・クラットワージー |
<カラー作品> ドクトル・ジバゴ |
ジョン・ボックス テレンス・マーシュ |
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1965 | <モノクロ作品> その男ゾルバ |
ヴァシーリス・フォトプロース |
<カラー作品> マイ・フェア・レディ |
ジーン・アレン セシル・ビートン |
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1964 | <モノクロ作品> アメリカ アメリカ |
ジーン・キャラハン |
<カラー作品> クレオパトラ |
ジョン・デ・キュア ジャック・マーティン・スミス ヒルヤード・ブラウン ハーマン・ブルメンタル エルベン・ウェブ モーリス・ペリング ボリス・ジュラガ |
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1963 | <モノクロ作品> アラバマ物語 |
アレクサンダー・ゴリツィン ヘンリー・バムステッド |
<カラー作品> アラビアのロレンス |
ジョン・ボックス ジョン・ストール |
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1962 | <モノクロ作品> ハスラー |
ハリー・ホーナー |
<カラー作品> ウエスト・サイド物語 |
ボリス・レヴン | |
1961 | <モノクロ作品> アパートの鍵貸します |
アレクサンドル・トローネル |
<カラー作品> スパルタカス |
アレクサンダー・ゴリツィン エリック・オーボム(死後の受賞) |
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1960 | <モノクロ作品> アンネの日記 |
ライル・R・ウィラー ジョージ・デイヴィス |
<カラー作品> ベン・ハー |
ウィリアム・A・ホーニング(死後の受賞) エドワード・カーファグノ |
2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 1960年代 | 1950年代 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | ページの先頭↑ | トップページ→
年 | 作品名 | 美術監督 |
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1959 | 恋の手ほどき | ウィリアム・A・ホーニング(死後の受賞) E・プレストン・エイムズ |
1958 | サヨナラ | テッド・ハワース |
1957 | <モノクロ作品> 傷だらけの栄光 |
セドリック・ギボンズ マルコム・F・ブラウン |
<カラー作品> 王様と私 |
ライル・R・ウィラー ジョン・デ・キュア |
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1956 | <モノクロ作品> バラの刺青(英語版) |
ハル・ペレイラ タンビ・ラーセン |
<カラー作品> ピクニック |
ウィリアム・フラナリー | |
1955 | <モノクロ作品> 波止場 |
リチャード・デイ |
<カラー作品> 海底二万哩 |
ジョン・ミーハン | |
1954 | <モノクロ作品> ジュリアス・シーザー |
エドワード・カーファグノ セドリック・ギボンズ |
<カラー作品> 聖衣 |
ジョージ・デイヴィス ライル・R・ウィーラー |
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1953 | <モノクロ作品> 悪人と美女 |
エドワード・C・カルファーノ セドリック・ギボンズ |
<カラー作品> 赤い風車 |
マルセル・ヴェルテス | |
1952 | <モノクロ作品> 欲望という名の電車 |
リチャード・デイ |
<カラー作品> 巴里のアメリカ人 |
E・プレストン・エイムズ セドリック・ギボンズ |
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1951 | <モノクロ作品> バージニア・ウルフなんかこわくない |
リチャード・シルバート |
<カラー作品> ミクロの決死圏 |
ジャック・マーティン・スミス デール・ヘネシー |
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1950 | <モノクロ作品> サンセット大通り |
ハンス・ドライヤー ジョン・ミーハン |
<カラー作品> サムソンとデリラ |
ハンス・ドライヤー ウォルター・テイラー |
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